パインフィールド家の末女サクラさん。
何故かひとりだけ和服で、ぱっと見は知的でおしとやかそうに見える彼女。
そんな彼女は意外とアクティブ。なんでもホイホイ手を出しては壮絶に自滅する、そんな毎日。

「まだバイトは出来ないけど、せめて身の回りのことは自分でちゃんとしなさいよ!」
「はい、かあさん。とりあえずおねーちゃんにテレビの修理たのまれたからやっときますね」
「…大丈夫? 修理屋さん呼ばなくて」
「呼ぶとお金かかりますし。わたし、おねーちゃん達に比べれば全然頭いいし。なんとかなりますよ」
「バイト許されない学業レベルでそんな胸張られても…まあいいわ、気をつけてね」
ちなみにパインフィールド家の家計を支えているのは、スカーレットさんの仕事収入のみ。
大家族ゆえ、食費をまかなうのだけでも手一杯の状態で、とても引越とか、おうちの拡張とかいってる段階じゃないとゆーのが実際のところ。
一応、学生にもアルバイトという収入の手段があるけれども、学業成績が最低ランクFだとそもそもそのバイトすらさせてもらえない罠。
今思えば、何故このとき、修理作業をする彼女に注目しなかったのか。
仕事に出かける母親を見送り、さっそく黒煙を上げるテレビの修理に取り掛かるサクラさん。